早速のピンチ到来
あっという間に、学習心理学シリーズも10回目になりました。
今日でいちど区切りをつけようかと思っているところですが、どうなることやら。
さて、前回のブログ(いざ再開)では、
お正月休み中に中断してしまったラジオ英語について、再開のプロセスをお話しました。
こんな形で、母の早起きという最大の工夫によって、再開初日はなんとか上手く回り始めたのでした。

本日再開2日目。「遅くとも6時半からNHKラジオ英語を聴かせる」という母の行動は、
同じく母の早起きという最大の工夫によって、ギリギリなんとかなる。はずでした。
が!さっそく大ピンチ!!
母(私)が早出で、6時15分に家を出る日だったのです。
よくあることなのですが、こうなると起こすので精一杯。
着替えが済んだかどうかも見届けずに出勤することになります。
こういう日はどうするか?
ラジオ英語をあきらめるしかないのです・・・
実はこれまでも、早出の日はあきらめてきたのですが、早速の大ピンチです。
ピンチはチャンス!?
かつてバレーボーラー少女だった頃、
「ピンチはチャンス!」なんていう言葉をかけられることがありましたが、
やはり、うまくいかなかった時も、なぜなんだろうと振り返る(分析する)ことが大事です。
(前回は、うまくいった時こそ分析するという話をしました!)
先ほどの分析は、母(私)が目標行動の主語になっていましたので、
そもそも私が存在しないと上手く回らない仕組みに自然となってしまっていました。
たとえば下記で注目していただきたいのは、「iPhoneのラジオアプリで再生」という部分です。

我が家では、大人の貴重品は子どもが勝手に触ってはいけないことがルールですので、
子供たちは私のiPhoneを操作して、ラジオアプリを再生することはできません。
こうなると、私+私のiPhoneが存在しないと、行動を導くことができないのです。
先行刺激を調整する
子ども関係なしに、ただ母である私がラジオ英語を聴くという行動を習慣化するならば、
電車でイヤホンをつけて聴けばいいだけの話なのですが、
この場合、子どもに聴かせたいというのがそもそものモチベーションです。
ですからやはり、私がいなくても子どもに「NHKラジオ英語を聴かせる」を習慣化したいのです。
となると・・・我が家のルールを変えるか?
それよりも、私のiPhoneアプリでラジオを聴くという仕組みが良くないのかもしれません。
ということで私が考えてみたのは、
「家族で使用しているiPadにラジオアプリをインストールして、iPadでNHKのラジオ英語を聴く」
これ、どうでしょうか?
図で言えば、赤字の部分が「iPadのラジオアプリで再生」になるだけです。
これによって、私がいない環境でも子どもが再生することができる状況作りを狙いたいと思います。
専門的には、先行刺激を調整する工夫を「環境調整」「刺激統制」などと言います。
こうした工夫が日々の生活の中で活用できている皆様は、きっとすでにプロフェッショナル!
さっそく私も明日の朝から試してみようかと思います。
iPadを使うことが楽しくなって他のことに子どもの気が散る可能性は大いにありますが、
慣れれば日常になるはず。やはり何事もチャレンジです!
ということで、オペラント条件付けという学習心理学の理論に基づいて、
我が家の試行錯誤とチャレンジの日々を語ってきましたが、
このシリーズはここまで。とするか?もう少し続けるか!?
気まぐれな私は、また明日、考えます!楽しみにしていただけたら嬉しいです!
>>過去の投稿も、ぜひご覧になってください。
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