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KokoTeraブログ

公認心理師・臨床心理士/博士(医学)
医療現場でカウンセリング歴15年以上。小学生2児の母。
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ああせいこうせい~子育てが楽になる学習心理学2~

仕事

冬休みに入りましたか?

こんにちは。幼稚園や学校は冬休みに入ったでしょうか?
働いている方々は猛烈に仕事納めでしょうか?

働き方改革で時間管理や休日管理が言われるようになった分、
1日1日がハードになっている気がしますよね。
すべてのみなさま、年末おつかれさまです。

ただ管理業務が苦手な働く母代表としては、長期休みはホッとします。
長女、次女、自分・・・3名分の持ち物や締め切りの管理から逃れ、しばし1人分。

時間がゆったり流れているような、そんな冬休みのスタートです。

毎日同じこと言ってるのに

学校がある日の我が家の朝・・・
動画でお見せできないのが残念ですが、はっきり言って戦場です。

起きてから家を出るまでの限られた時間。
大人ならサクサクとこなせるはずのことに、なんと時間がかかることか・・・
「はみがきしたの?」「着替えは?」「水筒もった?」「体育袋はいってる?」

しまいには時間がないのに、鼻歌うたってたり、ゆっくり本読んでたりして。
「いい加減にしなさーい!!」「毎日同じこと言ってるのになんでできないのー!」
と母がぶちぎれる。

ここまでがもはや毎日のルーティンです。

刺激と反応

私は心理学を学んできたはずなのですが、
そして教える立場にもあるはずなのですが、
お恥ずかしながら、目の前の現実に対しては、ちっとも使いこなせていません!!

でも学んできたことをふと思い出す瞬間はたびたびあるのです。

私が専門としている認知行動療法は、学習心理学の理論に基づいています。
学習心理学というのは、人が学習して行動を獲得する仕組みについての学問です。

そのなかでも古くからある行動主義では、
何らかの刺激【S】が引き金となり、反応(行動)【O】が生じる、
というシンプルな仮説を立てていて、S-R理論と呼ばれています。

人の行動がそんな単純な仕組みで成り立っているなんて?と疑問に思うでしょうし、
実際にのちの新行動主義では、もう少し複雑であると考えられているのですが、
たしかに、「はみがきしたの?」「着替えは?」などの声掛けに誘発されて、
子どもってふらふらと行動しているように見えます。

「刺激があるから行動する」

つまりは、「刺激がなければ行動しない」!?!?

たいへんなループができてしまっていることに気づいたのです。
絶望しかありませんでした・・・

どうする母!?つづきはまた明日。

>>過去の投稿も、ぜひご覧になってください。
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