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KokoTeraブログ

公認心理師・臨床心理士/博士(医学)
医療現場でカウンセリング歴15年以上。小学生2児の母。
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いいこと探し~技あり学習心理学7~

心理学一般

いいこといっぱい

ラジオ英会話の話はもう何度もこのブログに掲載していますが、
まぁまぁ1週間に4-5回は聴けているかな?という頻度で、ひとまず順調に行動継続中です。

なぜ継続できるかと考えると、
それは「いいこといっぱいだから!」です。これは声を大にして言いたいところです。

挙げるとするならば、こんな感じ。

  • 英語の音を聴くことができる(これは当然として)
  • 英語のよくあるフレーズを覚えることができる
  • これはどうなんだろう?と子どもの頭にハテナがいっぱい浮かぶ
  • 子どもたちの目線で楽しそう
  • 大人の目線でもちょっと楽しい(サンシャイン池崎さんのちょっとシュールなトークとか)
  • ごはん中におしゃべりに夢中にならずに済む

いま思いつく限りでも色々あります。
一石二鳥。一石三鳥。と、いいこといっぱいだと、やろうという意欲が高まります。

少し前のブログで運動が継続できている方々のお話をした通り、
「話す」「笑う」「食べる」・・・と、たくさんの「いいこと」が付加されているからこそ、
少し大変でも運動を続けることができるのだと思います。

これはどんな行動でも同じです。

つまり、ラジオ英会話を推奨しているのではなく(笑)、
なにかコツコツと続けたいものがあるときには、
「いいこといっぱい!」の仕組みづくりが大事かも
と常々考えているのです。

知って得する強化の種類

以前、このように行動のあとにメリットがあることによって、
行動が持続することを「強化」されると言います、とお伝えしたかと思います。

この強化には実は種類があって、
正の強化:その人にとって好ましいもの(メリット)が増えることによる行動の維持
負の強化:その人にとって好ましくないもの(デメリット)が減ることによる行動の維持
に分けることができます。

先ほどの例でいうと、
「英語の音を聴くことができる」や「子どもたちの目線で楽しそう」は、正の強化、
「ごはん中におしゃべりに夢中にならずに済む」は、負の強化、
となります。

意外に探しにくいのが負の強化ですが、人は嫌なことには絶対に近づきたくない性質があるので、
負の強化は、正の強化よりさらに強い引力を持っています。

「子どもたちのごはん中のおしゃべりが減った!!」というのは、
私にとって強烈な強化子となって、ラジオ英会話を聴かせるという行動の維持形成に寄与しています

でも毎日は続かない・・・

しかしこのラジオ英会話、なかなか毎日の習慣にならないのです。
どうしても私の要素が大きくて、私が朝早く出かける日や、慌ただしくしている日は、
ついついラジオを聴きそびれがち・・というのが難点です。

わたしがこんな落ち着きのない正確なうえ、なんだか日々の生活リズムが安定しないので、
ついバタバタしてしまったり、うっかり忘れてしまったり。

親の存在というのは、子どもの行動を左右する「環境」でもあるので、
子どもの生活を立て直すにあたり、親自身の行動コントロールというのは必要不可欠
だと痛感します。

さて今度はどうやって親の生活習慣を改善していくか、ですね。

>>これまでの投稿もぜひご覧になってみてください。
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