4人家族ともなると、どうしてこうも洗濯ものが増えるのでしょう??
あぁまた今日も洗濯のやま・・・
とくに私は洗濯ものを引き出しにしまう作業が大嫌いなのです。
「自分のものくらい自分で片付けなさぁーーい!!」
と声を荒げてしまう日も少なくありません。
ついつい後回し・・・子供が寝てからやろう・・・
仕事が片付いてからやろう・・・・・・
あれ。気づいたら午前様。
嫌なことほど後回し
私の中で洗濯物を引き出しにしまう作業はとても面倒なので、
後回しにしたくなる家事ナンバーワンです。
先に洗いものや大学の仕事を済ませて、いざ!!!と思っても、
「やーめた」と次の日の朝に回してしまうこともしばしばです。
でも、いやなものを後回しにしてしまうのは、自分が怠け者だからではない。と思いたい。
だって、にんげんだもの。
そこで私は考えた
そんなとき、ふととった行動はこうでした。
「私の大好きなリクライニングチェアのうえに畳んだ洗濯物を積み上げる」!!
頭にハテナが浮かんだ方もたくさんいらっしゃると思いますが、
行動分析の視点で考えてみると、ちょっとした環境調整なのです。
①洗濯物の山(先行刺激)⇒洗濯物をたたむ(行動)⇒たたまれた洗濯物が並ぶ(後続刺激)
②たたまれた洗濯物(先行刺激)⇒洗濯物をしまう(行動)⇒その場が片付く(後続刺激)
この2つの行動が連鎖していることは分かるでしょうか?
つまり、①の後続刺激が、そのまま②の先行刺激になっているのです!
このように私たちの生活の中では、行動が次々と連鎖反応を起こしています。
同じように次の連鎖を考えてみると・・・
②たたまれた洗濯物(先行刺激)⇒洗濯物をしまう(行動)⇒場所Aが片付く(後続刺激)
③場所Aが片付く(先行刺激)⇒場所Aに座る(行動)⇒リラックス態勢でテレビが目の前(後続刺激)
④リラックス態勢でテレビが目の前(先行刺激)⇒テレビを見る(行動)⇒のんびり(後続刺激)
と続いていきます。
このようなスムーズな流れで、最高の私時間を作り出すために、
大切なのは、③の始まりである「場所A」が片付いていることです。
ここで言う「場所A」というのは、最高の私時間を演出してくれるリクライニングチェアですので、
つまりは、私自身のためにリクライニングチェアが片付いている必要がある、ということになります。
そこで私はリクライニングチェアを洗濯物で汚しておくことを考え付きました。
ここを片付けなければ、私の楽しみは得られませんので、
私は必然的に洗濯物を引き出しへと片付けなければならないのです。
きっかけを自分で作る
このように分解してみると、たいしたことは言っていないのですが、
人の生活は想像以上の連鎖でスピーディーに進んでいくので、
ここまで1つ1つの行動についてゆっくり考えている暇はありません。
だからこそ、
良い連鎖に持って行くポイントはどこにあるか?
悪い連鎖を断ち切るポイントはどこにあるのか?
その流れをスローモーションで見極め、ダイレクトに介入する。
これが改善への近道になります。
このポイントをちょっと押すことで、
行動の連鎖を引き出すのが、今日お話ししたい「きっかけ作り」です!
たかが洗濯物でもこんな工夫がきっかけ作りになることもあります。
ナッジ理論という言葉で説明されることもありますので、ぜひ調べてみてください♪
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