うまくいった!!!
先日から赤裸々に語っている我が家のイライラ事情。
「準備しなさい」「片付けしなさい」と声をかけないと、
なかなか行動がはじまらない子どもたちに、いよいよ声をかけるのをやめた話です。
声をかけるのをやめると同時に、ソファという起きてすぐ見えるところに、
制服、制帽、下着などをセットしておくことにしました。
これが成功したのです!!
私の怒りハイトーンボイスが出る前に、ゆっくりながらもフラフラと着替え始めたのです。
毎日続くかは別として、きっかけ作りに成功したことは、こちらのモチベーションにもなります。
なぜこの結果が導けた?
うまくいかなかった時ばかり振り返るのではなく、
うまくいった時こそ、なぜうまくいったのかを分析する!
これはカウンセリングのなかで一番大切にしていることで、恩師から習った言葉でもあります。
ふつうは、うまくいかなかった時のことをくよくよ考えがちですが、
うまくいった時を分析してコツが分かれば、すべて良い流れに乗せていくことができます。
さて今回なぜうまくいったのか??
視覚刺激(着るもの)→反応(着る)を準備したシンプルな計画ですが、
大事な要素は2つあった気がしています。
- ほかの刺激をなるべく少なくする
- 多くを望みすぎない
ちょっと解説していきます。
刺激をなるべく少なく
せっかく「刺激→反応」を準備してあげても、
ほかの刺激が周りにいっぱいあれば、そちらに気をとられるのが子ども。いや、人間というものです。
おもちゃや本があれば、そちらに手を伸ばすし、
食べ物の匂いがすれば誘われる。
まずは、なるべく周りにモノがないところに着替えを準備する。
我が家の場合はソファなので、私自身が出しっぱなしにしていた新聞や洗濯物を片付けておきます。
もちろん家全体をできる限りにきれいにして、モノ(刺激)がない状態にしておくのが一番ですが、
私はお片付け上手ではないので、
少なくとも、朝起きて寝室からソファまでの導線!
ここに、子どもが気になりそうなモノを置かないことは最大のコツな気がしています。
多くを望まない
そして、簡単そうで一番難しいのが期待を下げること。
本当は自分で着るものも用意してほしいし、
着替えたら脱ぎ捨てないでほしいし、
なんなら脱いだものは洗濯かごに入れてほしい・・・
あれもこれも、高望みするのが親という生き物かもしれませんが、
ここはぐっと我慢して、一つずつ。
スモールステップという言葉は、認知行動療法の中でも良く使われますが、
1つずつ行動を獲得していくことが大事です。
もちろん、いつかは全部できるようになって欲しいのですけどね、
まずは全てお膳立てしても、1個できたら花丸。
「すごーい!!できるじゃないー!!」
褒めて褒めて。その日は終わりです。脱ぎ散らかしたパジャマを片付けながら笑。
そういえば、まだ靴下が自分で履けなかったころ、つま先だけ入れてあげていました。
子どもの力で靴下をぐっと引っ張り上げれば、まるで自分でうまく履けたかのような感覚に!
「じょうずじょうず~!!」
小さい頃はやってあげていたはずのお膳立て。
ついつい自分でぜんぶできるよね?っていつの間にか親も甘えていました。
さてさて次回は「ほめる」の話。ほめればいいって本当?
まだまだ続きます、学習心理学のおはなし。
>>過去の投稿も、ぜひご覧になってください。
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